HIV（えいちあいぶい）とは

  HIV――正しい知識と向き合い方

HIV（ヒト免疫不全ウイルス）は、免疫力を低下させるウイルスです。
感染してもすぐに発症するわけではなく、早期発見と治療により、長期間健康を維持することも可能です。
性的な話題と結びつくことが多いため、誤解や偏見もまだ残っています。

  HIVの基本と感染経路

HIVは、血液・精液・膣分泌液・母乳などを通じて感染します。
主な感染経路は以下の3つです。

• 性行為（特にコンドームを使用しない場合）

• 注射器などの共用

• 母子感染（妊娠・出産・授乳時）

肌の接触やキスなど、日常的な触れ合いでは感染しません。

  生挿入による感染リスク

コンドームを使わずに性行為（生挿入）を行うと、HIV感染のリスクは大幅に上昇します。
男性から女性への感染確率はおよそ0.08％、女性から男性は0.04％前後とされています。
ただし、他の性病にかかっている場合や出血があると、感染確率はさらに高まります。

  感染した場合の経過

HIVに感染しても、すぐに発症するわけではありません。
放置すれば数年～十数年で免疫が弱まり、AIDS（エイズ）を発症します。
現在は治療薬が発達しており、早期発見と治療で通常の生活を送ることができます。

  ゴム無しセックスでの性病リスク

コンドームを使用しない性行為では、HIV以外にもクラミジア、淋病、梅毒、性器ヘルペスなどの感染リスクがあります。
症状が軽くても放置すると不妊や慢性炎症の原因になるため、検査は早めに受けることが大切です。

  「誰ともしてないのにクラミジア？」という疑問

クラミジアは主に性行為で感染しますが、まれにタオルや器具などを介して感染する場合もあります。
また、潜伏期間が長いため、過去の感染が後から発症することもあります。
自覚症状がなくても、検査で確認することが重要です。

  予防とセルフケアの基本

• コンドームを正しく使用する

• 定期的に性病検査を受ける

• 不安な行為があったら早めに医療機関へ

• 信頼できるパートナーとの関係を築く

感染を恐れるよりも、正しい知識と予防意識を持つことが最も大切です。

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  FAQ

生挿入で感染する確率は？

性行為の種類や健康状態によりますが、平均で0.04～0.08％ほどです。
ただし、性病を併発していると確率は上がります。

エイチアイブイに感染したらどうなる？

免疫力が低下しますが、治療でコントロール可能です。
早期に診断し、定期的な治療を受ければ健康を維持できます。

ゴム無しで性病にかかる確率は？

クラミジアや淋病などの感染リスクは非常に高くなります。
パートナー間でもコンドーム使用をおすすめします。

生でえっちでどんな病気にかかりますか？

HIV、クラミジア、梅毒、ヘルペスなどです。
多くは無症状で進行するため、検査を怠らないことが重要です。

誰ともしてないのにクラミジア？

潜伏感染の可能性があります。
また、医療器具やタオルを介するまれな感染も報告されています。
検査で確認しましょう。