クラミジア（くらみじあ）とは

  クラミジア――静かに広がる“見えない性感染症”

クラミジア（Chlamydia）は、最も一般的な性感染症の一つです。
自覚症状がほとんどないため、「気づかないうちに感染している」ケースが多いのが特徴です。
特に女性の場合、進行してから発見されることが多く、早期の検査とケアが重要になります。

  クラミジア感染の特徴と気づき方

初期段階では痛みや発熱がほとんどなく、
「少しおりものの匂いが変わった」「排尿時に違和感がある」程度で終わることもあります。
この“静かな進行”がクラミジアの厄介な点であり、放置すると不妊や骨盤内炎症を引き起こす可能性があります。

  性行為以外の感染経路

クラミジアは主に性行為（膣・口・肛門）を通じて感染しますが、
稀にタオル・下着の共有や不衛生な性具によって感染することも報告されています。
感染力は比較的高く、少量の分泌液でもうつる場合があります。
衛生管理と定期検査が何よりの予防です。

  「誰ともしてないのに感染した？」という誤解

パートナーを疑う前に、まず医師の検査を受けましょう。
クラミジアは潜伏期間が長く、過去の関係で感染していたが今まで気づかなかったという例も少なくありません。
感染がわかっても「誰のせいか」を探すより、治療と再発防止を優先すべきです。

  舐めるだけでも感染する？

口腔性交（オーラルセックス）でも感染します。
口内に小さな傷があると、そこから菌が侵入する可能性があります。
症状が出にくいため、喉にクラミジアを持つ人も多く、知らぬ間に感染を広げてしまうケースもあります。

  匂いや見た目では判断できない理由

クラミジアは匂いや外見だけでは判断できません。
“性感染症っぽい”症状があっても、他の菌やウイルスによる可能性もあります。
医療機関でのPCR検査・抗原検査による確認が唯一の方法です。

  パートナーとの関係と心のケア

性感染症の発覚は、身体だけでなく心にも負担を与えます。
大切なのは「一緒に治す」姿勢です。
パートナーを責めるよりも、互いの健康を守る行為として向き合うことが、信頼の絆を強くします。

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  FAQ

クラミジアに感染したと気づくには？

排尿痛やおりものの変化が目安ですが、自覚症状がない人も多いです。
違和感を感じたら早めに検査を受けましょう。

クラミジアはえっち以外で感染しますか？

主に性行為ですが、タオルや性具の共有でも感染する可能性があります。
衛生管理を徹底しましょう。

誰ともしてないのにクラミジア？

潜伏期間が長く、過去の感染が後から発症することもあります。
必ず医師の診断を受けてください。

クラミジアは舐めたらうつりますか？

オーラルセックスでも感染します。
特に喉の炎症は気づきにくいため、検査が必要です。

クラミジアは匂いでわかる？

匂いだけでは判別できません。
異変を感じたら検査を受け、パートナーと共有することが大切です。

クラミジアはやばいですか？

放置すると不妊や炎症の原因になります。
早期治療でほとんど完治しますが、放置は危険です。